3月20、21日の京都ハンナリーズとの2連戦、大黒柱アレックスと大貴がいない中、勝たなければならないゲーム。


結果は1勝1敗となりました。アルバルクとしてはCS出場に向けて2連勝したかったゲームです。 

これからも残り16試合、アレックス抜きで勝っていかなければならない中、今節の京都戦で見えてきた課題と展望は何か?考察してみたいと思います。



2連戦で勝敗を大きく分けたクォーターはどちらも第3クォーターでした。


第1戦は84-72と勝利しました。前半終わって37-37の同点から第3クォーターに27-15と12点差をつけたことが最終的な試合の点差となりました。


第2戦は89-93の4点差で敗れましたが、前半は43-37と6点差のリードで折り返しました。

第3クォーターで19-35と逆転され、この時点で62-72の10点差にされ結局この点差を返せませんでした。


同じ相手に対して第3クォーターの善し悪しで勝負が分かれたところに着目します。


第1ゲームは何が良くて、第2戦ゲームは何が悪かったのか?


ルカHCは両日の振り返りでこう語りました。

第1戦、「ディフェンスの勝利です。ディフェンスができている時間、できていない時間があります。ディフェンスができている時間に点差を広げられました。」

第2戦、「ディフェンスがゆるくなって集中力が切れてハングリーさがなくディフェンスが機能しなかった。」


いずれもディフェンスがキーポイントと考えています。


アルバルクのディフェンスでアレックスがいない今京都も狙ってきたのはローポストからのパワープレーです。


サイモンのパワープレーを起点にされるときケビン1人ではなかなか防ぎきれていません。


これに対してアルバルクはダブルチームディフェンスで対応しますが、京都はアウトサイドにパスを捌いてスリーポイントを狙います。


ルカは昨年の京都戦でダブルチームに行った際、サイモンからKJにパスを捌かれて7本のスリーを決められたことを警戒していました。 


1戦目の第3クォーターでは京都のローポストにボールが入りませんでした。つまりPGのライスに祥平がガッツリついて仕事をさせていなかった点がよかったのではないかと思われます。


第2戦の第3クォーターはどうでしょう?

アルバルクにはこのクォーター最初に京都が行ったセットからKJに見舞われたスリーポイントと、そのあとオチャのディフェンスをステップバックでかわして決められたスリーの2本がディフェンスに迷いを生じさせたのではないかと思います。



最初のセットはトップの寺島が左エルボーの永吉にパス。右ローポストのサイモンが左ローポストに移動、クロスする様に左コーナーのKJが下からカールして左ウィングに上がります。 

永吉は左ローポストに来たサイモンにパス。

パワープレーを警戒するデションとオチャ(KJのマーク)はサイモンをケアします。

そこに永吉がマークのケビンをフリースローライン下に押し込みます。これがKJのマークのオチャに当たってスクリーンになりました。ウィングに抜けたKJはパスを受けてオープンでスリーを決めました。


アルバルクのウィークをついたセットプレーです。

サイモンのパワープレーと見せてのアウトサイドシュートでした。


ダブルチームに行くべきか否か、迷うアルバルクディフェンスはその後脆かった。という事になります。


アルバルクは今シーズン初めからローポストに対するダブルチームディフェンスを多用してローテーションを試していますが、相手もわかっているのでその使い様が難しいのです。


ダブルチームディフェンスに行けばローポストのパワープレーは防げますが、諸刃の剣でアウトサイドに優秀なシューターがいるとカバーディフェンスが難しくなります。


このローテーションの速さと完成度、ミスマッチのカバーこれが課題となります。


アレックスがいないからこそ、今まで準備してきたディフェンスシステムの完成が急がれます。


photo kii