今シーズンのベストゲームです。

試合後ジョーダン・テイラーはそう語りました。


リーグ戦第29節第2ゲーム、北海道はアルバルク相手に完璧なゲーム運びでした。


96-79。第1クォーターで一旦リードされてすぐさま逆転してからは一度も前を譲らず完勝です。



前日は終始ペースを握りながらオーバータイムでデションのスリーポイントとケビンのバスケットカウントでその差を広げられて96-107でアルバルクに粘られて悔しいと負けとなっていました。


しかしながら、北海道のディフォンス、オフェンス共に見るべきものがありました。 

そしてこの第2ゲームはディフェンスもオフェンスも見事にハマっていました。


第2クォーターが圧巻でした。このクォーター24-10

リード14点追加して49-31として前半18リードして後半に進みました。

このリードを維持して最終スコアは96-79となり決着しています。


アルバルクが得点できず、24点積み重ねたこのクォーターで何が起こっていたのでしょうか。紐解いてみようと思います。


【北海道のマッチアップゾーン】


何よりも北海道のディフェンス、マッチアップゾーンが効いていました。


ボールマンに1人ピッタリついて残りは左右エルボーに1人ずつ、左右ローポストに1人ずつ配置して守ります。



誓哉や元基、津山などアウトサイドシュートのあるガードには打たせず、ピックには基本アンダーで早く追いつくようにしていました。背後はゾーンで固めていますのでスイッチなしでカバーできます。


守りでミスマッチが起こりにくく橋本、多嶋などのサイズがない選手には良い戦術です、何よりもインサイドが堅いです。


この日北海道のディフェンスリバウンドは25本、対するアルバルクは18本でした。


アルバルクはピックがかからずなかなかオープンが作れませんでした。勢いデションの個人技、ケビンのローポストで打開するしかなくこのクォーターのフィールドゴールはデション、誓哉の2ポイントと津山のスリーポイントの3本のみとなりました。


【多彩な北海道オフェンス】


一方で北海道のオフェンスも見事でした。



まず1on1で負けませんでした。

メイヨとケビン。アルバルクの弱点ローポストにおけるパワープレイでペイントでの得点を積み重ねます。

ピックアンドポップしては高確率でスリーポイント、ミドルを決めました。


この日のメイヨは37得点、スリーポイントは4/5です。



ジャワッドと譲次。見事に縦に割られていました。



多嶋、葛原のフローター。

多嶋と葛原はジャワッドのダウンスクリーンから上がってハイポストのメイヨよりハンドオフでボールを受けてからリピックしてドライブしてフローターを打ちます。これは前日の試合からよく決まっていました。



中野のバックドア。

桜井が右ウィングでボールキープ。左コーナーから中野が左ウィングに上がってボールを受けに行くと見せかけます。

パスは左エルボーのメイヨに出します。

上がってきた中野は急反転します。マークのオチャの背後を走り抜けメイヨからフリーでパスを受けてレイアップです。


このプレーも前日から中野、葛原が見せていました。オチャはまだ若い。


【アルバルクの修正力に期待】


北海道の戦略と熱量に完敗だった第2ゲームでした。

それでも第1ゲームは勝ちを拾えた事がアルバルクには好材料です。今節は完全に攻略されていました。

勝てたことが幸運です。

CS出場するには北海道の残り2試合と新潟戦の残り3試合は必ずものにしないと星勘定上難しくなります。



コロナの影響で中止になった新潟戦が行われるか不透明なので次回の北海道ホームの2戦では対策をした強いアルバルクを見せてもらいたいと思います。


photo kii