10月2日開幕戦から1ヶ月、Bリーグは6節10試合を消化した。全行程の1/6を経過してバイウィークに入ったところで、序盤の我がアルバルクの戦いぶりをファンクラブのオンラインイベントで語られたルカコーチと水野コーチの言葉と共に振り返る。


【Bリーグ開幕から1ヶ月の現状について】


序盤の1ヶ月アルバルクは外国籍のデション・トーマスとケビン・ジョーンズの合流の遅れと小島元基の怪我からの復調のコンディション調整のため、ロスターが揃わないスタートだった。


ビザを保持していたカイル・バローンをBリーグの特別ルールで追加契約で加え、アレックスと譲次でインサイドを回しローテーションで足りなくなる4番ポジションをザックが3番ポジションとの併用で対応するようになってなっていた。

そこで7勝3敗、勝率7割、現在東地区5位の成績だ。その評価はどうなのだろうか。


ルカ

外国人はアレックスのみ核で戦わなければならないハンデを背負った最初の10ゲームで苦しいスタートでした。川崎、宇都宮、千葉(アウェイ)の帰化選手がいる強豪4チームの4試合ではタフでハードな試合でした。それに対して広島、大阪、横浜アウェイ戦では相手のホームアドバンテージの中、外国籍アレックス一人でよく戦った。また、日本人選手もよく戦った。たとえチーム全員が揃っていても、7勝3敗の成績を残せたのはファンも喜んでくれる結果だと感じています。


水野トップアシスタントコーチはスタッフも含めたチーム一丸体制を強調する。


水野

強いチームとホームゲームをやって、勝たなくてはならないアウェイチームとやって、水曜日ゲームもある中、自分たちの強みを生かしていけないと考えていて、そこはコーチ陣の多さが武器かなと思っています。


相手チームの分析はジャレコーチとデシャンコーチ。自チームの分析と土日間のゲームの分析は岩部コーチ。アシスタントコーチもそれぞれ自分の持ち場があったうえで、ルカコーチ、自分、森コーチとゲームプランを話し合うときにしっかり準備してくれています。


また、ケビン・ジョーンズ選手など途中で参加する選手がいる中で自分たちの強みはスキルコーチがいることです。


森コーチ、池田コーチを中心にワークアウトメニューを作って、合流できる時期はいつなのかというのがしっかりできています。


【開幕シリーズ川崎戦】


開幕戦はホーム立川立飛アリーナで川崎ブレイブサンダースを迎えての2戦。ゲーム1は85-79で快勝。ゲーム2はロースコアの中52-55で惜敗している。


ルカ

準備期間があり、スカウティングによりしっかり川崎戦に備えることができました。ゲーム1はチーム全体で戦って素晴らしいパフォーマンスであったと評価しています。一時は17点リードして、しかも外国籍アレックスのみで勝った、チームとして価値の高い試合でした。

ゲーム2は大貴は大事をとって休ませましたが、大貴なしでも勝てるチャンスはたくさんありました。負けてしまって残念です。次戦う時はしっかり準備して二つ取れるようにしたいです。


【アウェイ広島シリーズ】


広島の新星マーフィーのドライブと外国籍3人エチェニケ、トレイラーのペイントアタックとケネディのシュート力に苦労しながらも71-80、71-81で2連勝。


ルカ

広島はB2からB1に上がって長年チームがあまり変わっていないですし、外国人3人もいた中でタフなロードゲームでした。ガードのラインナップで田渡、マーフィーが加わりアウェイで戦うにおいては非常に危険なチームでしたが、2勝とるイメージで乗り込みました。

プラスとしてはケビンが出場できたことは大きかった。ハードに戦って2連勝することができました。しかし、ケビンの怪我は大きなマイナスでした。


水野

ケビン・ジョーンズはとても賢い選手だと思いました。4番5番をこなすマルチプレーヤーで、ウチでは4番と5番ではやることがずいぶん違うのですが

短い練習でこれをこなすようになったのは、とても賢い選手だと感じました。


【横浜ビーコル戦。海賊を退治】


ベクトンのペイントと森井、森川を注目していたところだったが、セカンドユニットのケドリック・ストックマン・ジュニアのプレイには目を奪われた。

スコアは57-87、65-72で二つ取れた。


ルカ

横浜も(ロスターが)厳しい中でハンデは両チームとも同じくらいかと思う。但し、アルバルクはメインの選手がほぼ変わっていないと言うところで、2勝必ずとる、集中力をチーム全体で持つように話していました。

アウェイ2連勝は簡単でない中でチームとしては最高の結果でした。


水野

ケビン・ジョーンズが怪我をしてロスターが足りない状況になった時、チームではそれを誰も言い訳にしないで、戦う意思を見せて目の前の試合に選手スタッフ全員が取り組めた。そこに今までチームが培ってきた文化や積み上げてきたものを感じました。


【強豪宇都宮ブレックス。ホーム最初で最終戦】


10ゲーム終わった現状で9勝1敗単独1位のブレックス。今季はこの日一日が立飛ホームでブレックスを迎える最初で最後のゲームだったので勝ちたいところだった。スコアは75-80で惜敗した。


ルカ

宇都宮は千葉もそうだが、Bリーグでベストチーム、ベストロスターだと思う。

第1クォーターは12-5の滑り出しは素晴らしいスタートでした。外国籍はアレックス1人だけでしたのでローテーションでも作戦でも厳しい試合でした。リードがあった中、縮められて負けてしまったゲームでした。

敗因は

①大貴が4クォーター初めの頃、4つ目のファウルで下げざるを得なかったこと。

②ビッグマンのセンターラインのラインナップがいない中、スタミナが切れて勝負どころでオフェンスリバウンドを取られたこと。

勝てるチャンスはあっただけに悔しい負けでした。


水野

準備期間が少ない中、スカウティングはしてゲームプランを練習で落とし込んでいく時間は足りないけれど、ある程度感触は掴んでいました。立飛ホームで宇都宮とやるのは2年ぶりで燃えていました。なんとか勝利したかった。


【序盤のキーポイント大阪戦】


敵地大阪に乗り込んでの第5節。ゲーム1はアルバルクはペースを掴んでグッドゲーム。ペイント、ペリメーター、アウトサイドいずれからも効率的に得点ができた。変わってゲーム2はインサイドを固められて苦戦を強いられた。しかし須田と誓哉のスリーポイントは要所で効いた。スコアは69-97、77-85で連勝を収めることができた。


ルカ

大阪で2勝するかどうかは前半のキーポイントでした。大阪は帰化選手(アイラ・ブラウン)がいて得点力のあるガードのニュービル選手が入って安定感のあるチーム。この節はアルバルクのチーム力が試されるシリーズでした。移動があり、準備期間が短い中で2勝できたことはよかった。特に1試合目はとても強く戦えた。2試合目でもオフェンスでもディフェンスでもビッグプレーが生まれました。


水野

ザックが4番、3番両方やらなければならなかったり、相手のニュービル選手はスモールポジションであるため日本人選手がつかなければならない状況ができたり、普段自分たちがやっていないプレータイムやローテーションをみんながやれることをやっていこうという状況だったと思います。


【難敵、千葉ジェッツとのハロウィン対戦】


アウェイ船橋アリーナでの平日開催ゲームで一発勝負。アレックス1枚のインサイドアタックはギャビン・エドワーズとサイズのヘルプによって防がれた。序盤から離されアルバルクは何度も喰らいついて最終クォーターに3点差まで追いついたが、最後までリードを奪えず82-73で敗退した。

ルカ

千葉はギャビン・エドワーズが帰化して、ダンカンがいて、サイズの補強が成功したセンターラインナップだと思います。同時にもともとフロントラインが固い中、スィングマンであるガード、フォワードのシャノン・ショーター選手を加えて外国人3人とエドワーズ選手がいますので非常に強いチームと感じていました。


相手のホームでありましたので、ついて行って、しがみついて最後のチャンスで勝つというイメージがありました。

チャンスはあったがそれを逃してしまい負けてしまったが、フルではないロスターでも必ず勝ちを狙う、最後まで諦めない姿勢は観ていただけたと思います。


この試合11分のプレータイムを得てスリーポイント1本を含む5得点と活躍した小島元基選手についてはこう語った。


ルカ

元基はチームにとって重要な選手の一人で、日本、アジアチャンピオンシップのポイントガードとして成長した選手。100%の力を出せるには数週間かかるということで少しずつ感覚を取り戻させていきたいと考えています。


水野コーチはベテランの存在が欠かせないと話す。


水野

この厳しい中10 試合チームが崩れることなくいけたのは竹内、菊地両ベテラン選手の存在があった。二人の黙々といまだに成長しようとする姿勢を見せて、他の選手が手を抜けないということはあったと思います。アルバルクがルカコーチに率いられるようになってからも含めて、創ってきた文化が出たのかなと、この10 試合トータルでみても思います。


【今後の展望】


バイウィーク明け11月は代表活動がある関係で前半2週で滋賀、新潟、三遠と5試合ホームで戦う。

それぞれの相手チームはロスターが揃い、補強をして今までと全く違ったチームとして挑んでくる。


さらに12月は12月2日の富山戦から琉球、秋田、渋谷、宇都宮、名古屋Dとアルバルクのブースターには最高の歳末クリスマスバスケ月間となる。

ルカHCと水野コーチは展望についてこう語った。


ルカ

富山戦までの目標として

①11月は5連勝すること。確実に勝とう。と話しています。

②ケビン・ジョーンズ選手、小島元基選手がなるべく早くチームにフィットして全面的に出してチームの勝ちに繋がげていきたい。

富山戦からターゲットを絞り、フルメンバーで戦える状況を、この11月勝っていく中で作っていくという展望があります。


水野

今ようやく全員が練習できる状況になってきました。但し、コンディションがバラバラなので考慮しつつ少しずつシステムに慣れていくということをやっています。

少し空いている時期があるのでコンディションを上げていってこの時期に落とし込みをしていきたいと思っています。


いよいよアルバルクのロスターが揃い本格的に『RE-CHALLENGE』が始まる。

富山、渋谷に勝って宇都宮に借りを返しにいくぞ!

レッツゴートーキョー!