どちらに転んでもおかしくない接戦になりました。

アルバルクはここで貴重な1勝をあげて6位となり、CS進出争いに一歩踏み込むことができました。


Bリーグ第21節の平日開催ゲームアルバルク対千葉ジェッツ戦は82-77でアルバルクが第7節敗戦(千葉の82-73)のリベンジに成功しました。

【前半のロースコア】


ゲーム前半はロースコアでなかなか点が入らない重い展開でした。お互いにディフェンスを意識して「やらせない」バスケットです。祥平のディフェンスは千葉のファストブレイクを防ぎ、巧妙なファウルは千葉のトラジションにストップをかけていました。


前半終了時に29-28アルバルクの1点差リードの守り合いに試合後大貴は「前半のロースコアは自分たちのペース」と語ってます。

トラジションやオフェンスリバウンドの強みの千葉にそれをさせず、セットオフェンスの応酬で得点を与えないバスケットを展開することはアルバルクのバスケをしていることに他ありません。


後半ゲームはスピードアップしました。この日大貴のシュートタッチは今シーズン1番の出来です。

第3クォーターだけでスリーポイント4本、誓哉からのアシストでアリウープまで決めて14点の活躍でこのクォーターで58-45の13点のリードを奪います。

大貴はこの日26得点5アシストを記録しました。


【千葉の反撃。第4クォーターの攻防】


しかし今日のゲームの勝敗は全て第4クォーターに集約されていました。


このクォーター序盤から千葉の反撃が始まりました。


試合後ルカは「富樫、ショーターのところのディフェンスがソフトになってしまいスペースを与えてしまい利用された」と語っていました。


決してアルバルクガード陣がドロップしてアンダーで守っていたわけではありません。

ショーターは右ウィングからサイズのスクリーンを2度使ってリピックしスネークにドリブルしてミドルを放っていました。


富樫もサイズやギャビンのスクリーンをリピックして元基と距離を取ったらすかさずスリーポイントを高確率で撃ち込みます。第4クォーターだけで4本スリーポイントを決めました。大貴の第3クォーターと同じです。

または、スペインピックを使ってロールするギャビンにパスを出したりもしています。


流れは千葉に傾き、千葉のブリッツにかかりターンオーバー、サイズにはオフェンスリバウンドを奪われるなどしてアルバルクの13点のリードはオフィシャルタイムアウトまでに千葉に追いつかれてしまいました。残り4分68-67です。


【ミスマッチを狙う】


しかし、オフィシャルタイムアウト後、風向きは変わります。


アルバルクディフェンスは各マークマンに厳しく当たりリズムが出てきます。


オフェンスでは、残り3分を切ってから明らかに千葉のスイッチするディフェンスローテーションで発生するミスマッチを狙っていました。



残り2分47秒、大貴はトップから素早くローポストのケビンにパスを送ります。その時マークマンは富樫でした。バスカンです。(サイズのミスマッチ)
73-72で再逆転。


残り2分8秒、ハンドオフ、ピックを繰り返した後、誓哉にサイズがつきました。誓哉のスピードを警戒するサイズが下がって守るところをスリーポイントを決めました。(スピードのミスマッチ)

76-74です。


残り50秒、デションにディフェンスについたのは富樫でした。デションは左ウィングからドライブしてゴール下の大倉をもかわしバスカンを決めて81-77です。


最後にケビンがフリースローを1本決めて試合は決着しました。


【ルカHCの指示】


ルカは第4クォーターのオフィシャルタイムアウトの時、何を指示したでしょうか?

「今日の試合勝つであれば富樫、ショーター、ギャビン、ダンカン、ここのところを自分たちから仕掛けて積極的にディフェンスしないと勝てない」と話したとのことです。第4クォーター残り2分からのディフェンスをルカは高く評価していました。


4連勝。アルバルクのチームケミストリーが噛み合って来ています。特にデションは持ち味を発揮し始めました。

少し遅れましたが、今季のアルバルクが戦えるチームに構築されつつあります。


間に合うのか?


まずはプレイオフ進出に向けて目の前のゲームひとつひとつクリアして成長を続けてもらいたいと思います。


行き着く先はスリーピートです。


次、西の強敵、三河です。アヴィ待ってろ。