オリンピック銀メダルの感動から少し時間が経ってメディアでの女子バスケ代表選手の露出がオリンピック前とは格段に違って増えています。そうした事で選手達はやり遂げた達成感を感じている事と思います。

Wリーグは今シーズン盛り上がるでしょうし、もっともっと認知されてプロ選手が出てくれればいいなと思う今日この頃です。

さて前回昨シーズンベスト4のWリーグチームの紹介に留まっていましたので、残りやってみます。

三菱電機コアラーズ

昨シーズンは西地区3位、15勝5敗でプレイオフに進出してシャンソンに勝利。続く準々決勝にデンソーに敗れて5位タイでした。

今シーズンのロスターは
永井唯菜 F
根本葉瑠乃 G
稲田美結(岐阜女高 新人)CF
篠宮杏奈 G
小菅由香 CF
見﨑南美 G
松川侑里香(大阪桐蔭高 新人)G
大崎万菜(高知中央高 新人)F
西岡里紗(3x3代表)CF
佐賀藍葉 G
笠置晴菜(デンソー 移籍)G
藤田 和 G
渡邉亜弥 G
濱口京子 CF
HC 古賀京子

チームの中心は3年連続ベスト5受賞のPG渡邉亜弥とシューター根本、インサイドの小菅とオリンピック3x3代表の西岡です。スタートはバランスは取れていますが、ベンチスコアが少なくタイムシェアがあまりされない傾向があります。そんな中、川井麻衣のトヨタ移籍の穴は大きいと思われます。見崎、篠宮、ルーキー松川が川井穴を埋められるか?オリンピック3x3で世界を経験した西岡のプレーが楽しみです。

トヨタ紡織サンシャインラビッツ

昨シーズンは元女子日本代表HCの中川文一HCが率いて西地区4位8勝12敗でプレイオフ進出。プレイオフで日立ハイテクに勝利しました。
準々決勝で富士通に敗れ5位タイとなりました。

今シーズンのロスターは
飯島早紀 G
岡田真那美(愛知学泉大 新人)F
佐坂 樹 CF
髙橋華菜 CF
大橋瑠菜 GF
東藤なな子(代表)F
崎原成美(東京医療保健大 新人)F
白 慶花 CF
平末明日香 G
加藤優希 F
齋藤麻未 G
坂本美樹 G
中野由希 F
HC 知花武彦

大きな動きは9年間指揮を取った中川HCと11年間チームの中心だった野町紗希子(CF)がアイシンウィングスに移籍。さらに加藤臨(F)も海外挑戦のため退部しています。ルーキーの岡田、崎原のサイズの大きさはなく従来の紡織らしくディフェンスから走る体育会系バスケットをしていくと思われます。注目は代表の東藤、ガードの齋藤、2年目平末、フォワード加藤のプレスディフェンスからの速攻です。一昨年のベスト4を目指すところでしょう。

日立ハイテククーガーズ

昨シーズンは名将内海知秀HC(2001〜12JXサンフラワーズHC、2012〜16日本女子代表HC、2018〜20レバンガ北海道HC)が就任して10勝6敗、東地区3位でプレイオフ進出しました。プレイオフ1回戦トヨタ紡織に敗れてベスト8でした。

今シーズンのロスターは
ダラーム マレム ドイ  C
星香那恵 G
白鞘ゆう里 G
蓬田麻友 CF
船生春香(早稲田大 新人)G
村上 翠 F
関ななみ F
谷村里佳 CF
鶴見 彩 G
ワシントン錦(シャンソン 移籍)CF
佐藤奈々美 F
目黒舞奈(奈良学園大 新人)CF
北村悠貴 G
HC 内海知秀

昨シーズン内海HCの着任で速いトラジションとハーフコートではセットオフェンスによりタフショットが減ったためか全体的に選手の数値が上がって見えます。
チームの中心はセンター谷村、昨シーズン移籍から覚醒したフォワード佐藤奈々美、代表候補ではシューターとしての起用で持ち味が出せなかったオールラウンダーの北村です。インサイド2枚目の起用と曽我部引退で空いたPGポジションをどのように埋めるのか?
ベスト4を目指して内海バスケの遂行力をどこまで上げることができるか注目です。4C47F4F2-1C77-4518-9524-115881049FF7.jpeg 1.7 MB

シャンソン化粧品Vマジック

昨シーズンは東地区7勝9敗4位でプレイオフ進出しました。三菱電機に70-73で敗れてリーグベスト8、7位タイのシーズンでした。

今シーズンのロスターは
藤岡麻菜美(ENEOSで引退から復帰)G
小池 遥 G
大塚羽未(明星学園高 新人)G
金田愛奈(人間科学大 新人)G
坂田侑紀奈  G
ディヤィ ファトー CF
知名祐里 G
吉田舞衣(拓殖大 新人)F
川端日菜子 F
千葉 歩(新潟 移籍)F
野口さくら F
大沼美琴(ENEOS 移籍)G
水野妃奈乃 F
佐藤由璃果(筑波大 新人)F
HC 李 玉慈

今シーズン楽しみなチームです。
PG小池は得点力もありアシストもさばきます。ここに元日本代表PG藤岡が現役復帰です。アーリーエントリーから結果を出しているフォワード新人吉田と佐藤は八雲学園高では同級生。ともにスリーも打て得点力が高くリバウンドでも貢献できます。インサイドの野口さくらはリバウンド、得点力共に安定しています。SF水野は3Pシュータータイプ、新潟から移籍してきた千葉はスラッシャータイプです。チームバランスはフォワードの選手に偏りすぎかなとは思いますが、勝率6割ベスト4を狙える戦力とみます。89AD16E5-9755-4471-82FA-27B865CB3FCF.jpeg 2.51 MB

東京羽田ヴィッキーズ

3勝13敗東地区5位で昨シーズンフィニッシュしました。
平均失点81.8点(ワースト2位)被FG%44.3%(ワースト2位)ディフェンスに問題を感じます。

今シーズンのロスターは
アイメレク モニィーク F
星澤 真 CF
秋元千那美 CF 
軸丸ひかる G
本橋菜子(代表)G
田代桐花 CF
鷹のはし公歌 G
尾崎早弥子 CF
澁谷咲月(早稲田大 新人)G
津村ゆり子 G
小笠原美奈 CF
粟津雪乃(デンソー 移籍)CF
奥田 花 F
HC 萩原美樹子

PGに代表本橋が怪我から復帰、2年目軸丸も経験を積みスコアラー鷹のはし、津村とバックコート陣の得点能力
は引けをとりません。昨シーズンは新潟に3勝した以外他のチームに全敗しました。そんな中モニィーク、小笠原が成長しています。特に小笠原のリバウンドでの頑張りは大きいですが、チームディフェンスの立て直しが望まれるところです。今シーズンより萩原美樹子HCが就任してどのようにチームに変革を起こすか期待です。

AA8254E1-0C4C-4997-9110-188AF90B59D7.jpeg 1.77 MB

アイシンウィングス

昨シーズンは西地区5位、3勝17敗でした。
平均得点61.1点、平均失点76.7点。平均アシストは12.8(ワースト2位)です。ターンオーバーも平均15.8本で東京羽田と同率ワースト2位でした。

今シーズンのロスターは
遠藤 梢 G
北原愛理 G
野町紗希子 CF
近平奈緒子 CF
大塚来彩(山梨学院大 新人)F
米谷帆芽 F
山口奈々花   F
三間瑠衣 CF
脇 梨奈乃 (トヨタ 移籍)CF
加藤瑠倭 F
江良萌香 G
高原春季 G
上原美菜 G
荒木紫菜(山梨QB 移籍)G
酒井彩等 G
HC  中川文一

昨シーズンチームのエース2人梅木(G)と宮下(F)が揃ってトヨタ自動車に移籍しました。2人の昨シーズンの得点は平均24.75点でチーム総得点の40.54%になります。これに変わる移籍組新戦力として山梨QBのエースPG荒木(内堀)トヨタ自動車から脇(F)トヨタ紡織からベテラン野町(F)です。3人の平均得点を足しても21.25点と梅木、宮下に届きませんが、アイシンウィングス最大のトピックは闘将中川文一HC就任でしょう。トヨタ紡織で9年間共にした野町とチームを作り上げるといった感じなのでしょうか。サイズは全体的にありますのでここに中川HCのディフェンスから走るバスケットを持ち込むとどうなるのか?今年は中川バスケを浸透させる期間かもしれません。

新潟アルビレックスBBラビッツ

昨シーズン東地区1勝15敗6位でした。リーグ最終戦のとどろきアリーナで東京羽田に圧勝して辛くもシーズン全敗を避けました。

今シーズンのロスターは
山田瑞稀(メディセオ 新人)G
宮坂桃菜 G
溝部椎菜 F
中山 樹 F
北川直美 F
矢野祐未(丸紅 新人)CF
西垂水美桜 F
陽本麻優(奈良学園大 新人)G
津田史穂莉 F
中村華祈(札幌山の手高 新人)G
河村美侑(専大 新人)G
菅原絵梨奈 CF
中島彩衣(立教大 新人)G
HC  大滝和雄

昨シーズンのポイントゲッターの2人千葉歩(シャンソンに移籍)とローヤシン(ENEOSに移籍)の穴が大きいです。千葉が平均14.62点ローヤシン平均14.94点、2人でチーム得点の47.34%を稼いでいました。その他退部が3名おり、チーム編成は新人が6名に及びました。
そのうち札幌山の手高出身の中村は新潟医療福祉大に入学した初の大学生Wリーガー。山田と矢野は社会人の女子東日本地域リーグのチームからの加入です。
リクルートにも苦労の跡が見れます。
平均身長もリーグで低いので走って速いバスケットをして、チームディフェンスの構築することが課題となるでしょう。
2年連続勝ち星1です。今シーズンはこれを超えたい。
7DB98F16-0624-4FAA-823E-BA4DE44E4347.jpeg 1.79 MB

山梨クィーンビーズ 

西地区1勝19敗で西地区6位でした。平均得点55.8点(ワースト1位)平均被得点78.3点(ワースト3位)平均ターンオーバー数16.1位(ワースト1位)平均スリーポイント成功本数5.9本もリーグ最低でした。

今シーズンのロスターは
渡邉まりい CF
富田愛理 C
後藤 優 G
池松ほのか(ロバート モリス大 新人)G
瀬山 楓 F
若原愛美 G
濱西七海(順大 新人)PG
岡 萌乃 CF
近内 瞳 G
土田帆乃香 G
石川明日香(山梨学院大 新人)CF
渡邊愛加 CF
水野菜穂 F
山本由真 G
HC 伊輿田好彦

今シーズンの注目は池松ほのか。アメリカNCAAディビジョン1、ロバート モリス大から加入しました。
ハンドリングが上手くスリーポイントも打てるPGという逸材です。エースPGの荒木(内堀)紫菜がアイシンに移籍しましたがその穴を埋めて若原、水野、富田とフィジカルに戦い、スリーポイントの打てる戦術とディフェンスの構築ができれば、勝率も上がるでしょう。

プレステージ•インターナショナル アランマーレ

トヨタ紡織以来17年ぶりにWリーグの新規参入チームとなりました。
バスケ王国東北秋田に2015年設立して実業団の大会に出場ていたチームです。

今シーズンのロスターは
久岡真歩子 F
嘉陽梨佳子(名古屋学院大)CF
小濱菜摘(TACHIKAWA DAICE)PG
古屋有紀 CF
玉田那奈 F
田邊風香 CF
河瀬ひとみ CF
コナテ ガディジャ CF
中島萌奈美 G
児玉 楓 G
砂川夏輝 G
平松飛鳥(東京羽田 移籍)G
小澤彩佳 G
田中陽子 G
佐藤ひかる(日立ハイテク 移籍)F
佐藤千裕 F
HC 小嶋裕ニ三

バスケの熱が強い秋田をホームとするアランマーレはオリンピック効果もあってこのタイミングでのWリーグ参入で良い船出ができそうです。小嶋HCは2010〜19年デンソーのHCを務めて準優勝も経験しています。チームの構成はWリーガーの移籍は2名とメンバーは女子東日本地域リーグクラスが多いと思われますが、3年から5年後までにはプレイオフに進むチームを作るとの事です。まずは今シーズン早く1勝して秋田のファンを喜ばせてほしいと思います。


前編でチーム紹介を仕掛かったので全チームを書いてまみることにしましたが、調べてみると意外な移籍や新人を発見できて、注目ポイントが増えました。
Wリーグの開幕がますます楽しみになります。
是非、会場に足を運んでWリーグ楽しんでもらいたいと思います。
因みに、会場で流れるJEWELの曲もオススメします。