B2東地区1位で5勝1敗の仙台89ersをホーム世田谷運動場体育館に迎えるアースフレンズ東京Zは逆にここまで1勝5敗と初戦越谷に勝利してから白星から遠ざかっており、強豪仙台に勝利して勢いをつけたいところだ。


仙台には今季アルバルク東京からレンタル移籍した笹倉怜寿選手や川崎から移籍した鎌田選手がいる。

川崎の有名ブースターが鎌田選手のうちわを持って応援していたり、知り合いのアルバルカーズが22番のユニを着て仙台ベンチ側に陣取っていたりした。(オレはその一団にいたのだがアスフレ岡田選手のTシャツを着て、思い切りアスフレハリセンを叩いていた)


そんな、ゆる〜いバスケ観戦も大好きだ。


【ペースを握り合う互角の前半戦】


ゲームは仙台の笹倉、ジェイコブセンの連続得点からスタートしたが、すかさずアスフレ綿貫、岡田が取り返しリズムを渡さない。さらにレーンの得点でアスフレがリードするが、片岡、月野の連続スリーで逆転し仙台がややペースを掴んだ。

第1クォーターは13対15で仙台のリードで終えた。


第2クォーターは仙台ミラー、渡辺の連続ポイントでリードを広げるが、そこで東頭HCはタイムアウトを残り9分32秒でとり、チェンジオブペースをした。


直後に栗原、久岡、レーンのスリーで逆転。リードを広げるかに思われたが、アスフレがここで連続してファウルを犯しフリースローを与え、自らの不注意で仙台に逆転のチャンスを与えた。


そこで仙台はジェイコブセン、笹倉のペイントからの得点で同点。


仙台はボールがよく回るようになる。


しかし第2クォーター最後はレーンのバスカンでアスフレ3点リード(30対27)で前半を終えた。

ここまでほぼ互角の戦いだ



【勝者のメンタリティ】


仙台はここまで5勝1敗、アスフレは1勝5敗。

両チームの選手の力量や戦略の違いに大きな差を感じないし、実際、今日の前半戦はその通りの戦いになっている。


第3クォーターでは勝ちきれないメンタルと勝者のメンタリティを見せつけられた思いがする。


後半出だしにレーンのターンオーバーから笹倉のジャンパーが決まる。これで焦ったのかのようにエグーがシュートファウル。フリースローを与える。

それをとりもどすようにエグーがペイントから得点するが、すぐにまた、シュートファウルを繰り返す。

このクォーター残り5分6秒にアスフレがタイムアウトを取るまで、エグーはジェイコブセンへのバスカンと笹倉へのシュートファウルとを連発した。

一方で仙台は、アスフレの自滅を見透かすようにこのタイミングで片岡、月野がまた揃ってスリーを決めて見せた。


エグーはこのクォーター残り4分までに4つファウルを犯し、3つのフリースローを与えた。ベテラン岡田がスリーでなんとか挽回を試みるが、

そこは勝者仙台のメンタリティ。

弱みを見せられたなら逃さず攻める。


ジェイコブセンはペイントから安定して得点するが、このゲームでは、ポイントでアスフレに痛手を合わせたのが片岡、月野のシューターとルーキー笹倉だ。そして桶谷HCは絶妙のタイミングでタイムアウトを取るなどゲームコントロールが上手かった。


このクォーター18対30

トータル48対57と仙台が抜け出した。


最終クォーター 


アスフレはインテンシティ高くレーンを中心に意地を見せて点差を詰めていく。残り6分48秒には60対61の1点差まで追いついた。


そこで桶谷HCまたもや効果的なタイムアウト。ここでまた流れが変わった。(これが試合巧者というものなのか)


そこから残り3分41秒まで仙台0-11のラン。

一気にゲームを決めてしまった。その後もミラーのスリー、笹倉のスリーが出て、このクォーター16対25、最終スコア64対82で仙台89ersが勝利した。

ゲーム後の東頭HCのラジオで第3クォーターで自滅したと話していた。


それよりも、仙台の勝ちを引き寄せるメンタリティが勝ち続けることで身につくものなのだと感じたゲームだった。

今後の笹倉怜寿にも期待したい。(了)



photo:まりえ