相手は西地区3位の元アルバルクの齋藤拓実、ジェフエアーズ擁する名古屋ダイヤモンドドルフィンズです。
アリーナには多くのアルバルカーズの拓実ファンが名古屋側のシートに陣取り拓実の凱旋を見守っていました。

第1ゲームはハラハラドキドキの熱戦で、これぞバスケットボールと言うギリギリの展開でオーバータイムの上102-99でアルバルクが勝利しました。
ゲーム序盤の大貴の連続得点と譲次のリバウンドはこのゲームのチームに対する鼓舞に捉えられました。
気持ちは全員に伝わったことでしょう。
スリーポイントチームの名古屋Dに対して同じだけスリーポイントが入ったのがゲームの組み立ての上ではよかったです。お互いに13/26の50%です。
中でもファウルトラブルの元基に代わって出場した津山尚大の2本のスリーポイントは大きかったと思います。

第1クォーターは大貴の活躍とスリーポイントがよく入ったおかげで26-18と8点リードしますが、ピックアンドロールが決まらないのが気になりました。
心配の通り第2クォーターからはオフェンスが停滞します。今季のアルバルクはピックアンドロールからのアレックスのダイブやアリウープが対策されているため全く効きません。
仕方なく外にポップしてミドルやスリーを狙うのですが、元々スリーポイントチームではないので今日のようにスリーが40から50%決まる日はいいのですが、宇都宮戦のように3/14の21%と全く決まらなくなると手の施しようがなくなります。
名古屋Dは安藤、張本、拓実と実力通り外からとライオンズの中外が決まりだすとあっという間に追い越されてしまいました。41-43です。

そこからは第3クォーター、第4クォーターは一進一退です。
気になったのはオフェンスの停滞だけではなくディフェンスでバーレルやエアーズに対してアレックスやケビンがついた時ペイントコーナー外で大貴やザックがダブルチームに行くのですがそこのヘルプのケアができていなくてフリーの安藤やライオンズにパスが渡りスリーを狙われる場面が幾度かありました。

オーバータイムの時はこのダブルチームが成功しましたが、中途半端にダブルチームに行くとかえって危険です。集中力を持ってスチールを狙いに行くべきです。
そうです。第4クォーター残り6秒で決めた誓哉のスリーポイントとオーバータイムで見せたダブルチームディフェンスでのアルバルクの集中力は素晴らしかったです。

今日のアルバルクはもっと厳しい戦いになるでしょう。この日見せた集中力を今年最後のゲームで見せてもらいたいです。