リバウンドが勝負の分かれ目になるゲームの見本でした。
アルバルクにとってはCS進出に向けてこれからはひとつひとつが負けられない大事なゲームになっています。ディフェンスを信条とするチーム同士の第1ゲームは83-73でアルバルクの勝利となりました。
第1クォーター序盤は信州のマクヘンリー、マーシャルの連続得点で信州がペースをつかみました。しかし、ガードが誓哉に変わってから大貴の連続得点ケビンの連続得点で追いつき22-21で第1クォーターほぼイーブンで経過しました。

第2クォーター終了時は38-39で信州のリードでした。
しかし、観ていて信州のオフェンスに怖さを感じませんでした。何故か?
信州の攻撃の中心はトップの位置にマクヘンリーもしくはホーキンソが位置してそこからスリーポイントを狙う戦術です。アルバルクディフェンスのローテーションミスを狙った戦略に思いますが、ビッグマンがトップからシュートを狙えばオフェンスリバウンドはほぼ取りに行けないいうことになります。
そこに怖さはありませんでした。
必ず、そこに差がつくことは明らかでした。
果たして第3クォーターにはその兆しが現れましたが、アルバルクのディフェンスのミスなどによりその発覚は遅れましたが、第4クォーター序盤には如実に発揮されます。リバウンドは最終的に10本アルバルクが多く取りました。

第4クォーター序盤、須田、ケビン、デションの得点で開いた10点のリードでゲームはほぼ決まりました。
デションは26得点、富山戦に続く連日のMVPの獲得でオフェンスでの能力の高さを証明して、チームにフィットしてきたことを改めて証明しました。

ただ、この試合で見えてきたアルバルクディフェンスの綻びを指摘しておきたいと思います。
今季のアルバルクの不調の原因がアルバルクが優れていると言われているディフェンスにあることがこのゲームでも見えました。
簡単なディフェンスのスイッチミス。マークマンを見失う、ルーズボールを見送るなど散見されました。去年のアルバルクではありえないことです。

オフェンス能力が高いデションがディフェンスではまだフィットしていないことが主な原因です。
オフェンスでは4番ポジションに慣れて来て能力を発揮してきましたが、ディフェンスはまだ穴となっています。
あと1ヶ月CS出場権を得られるかどうかの大事な時期、代表で大貴が抜けることが想定できるなか、デションにアルバルクの命運がかかってくるところは大きいです。
明日の信州戦、次の千葉戦気が抜けない戦いが続きます。
崖っぷちアルバルク頑張れ❗